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Aのおばちゃんのお見舞い

母のパート仲間だったAさんのお見舞いに行った。Aさんは87歳だ。

そこは介護療養施設でおばちゃんは4人部屋のベットで上半身は起こしていた。母のことも私のことも『わからん』と言った。母が『わからんか、わからんか』と言うとすごくつらそうな顔をした。母が何回も同じこと言うので、『ええやん、ええやん、後で思い出したら』と私はとりつくろって笑った。

ちょうど食事が運ばれてきて、食事はひとりで食べられるとのことだったが私たちがいると食べにくそうだったので帰ることにした。帰り際、『なんもおかまいできんで悪いなぁ』というような意味の挨拶をされて、母も私も握手して別れた。

母は『これでひとつすんだ』とショックを受けつつも安堵したようだった。母は84歳だ。また、訪ねることがあるだろうか。