倉敷、大原美術館



アイビースクエア














予習して行かなかったので、美術館設立の基礎コレクションが印象派だと知らなかった。


昔、自分が印象派が好きだった(今はそうでもない)ことを忘れていた。“~と印象派展”とか印象派と入っている展覧会は必ずみてたのにいつの間にか行かなくなった。週一回はたとえ30分でも運動をと思って行ってたクラブも止めたし。ちょっとちゃんと考えよう。


まず最初に入る本館の2階は、うぅーんやはり圧巻というべきなのでしょう、名のある作家の質の高い作品(私がこんなえらそうに言っていいのか)が並んでいます。私は“好き、また見たい”“普通、また見てもいい”“嫌い、二度と見たくない”ぐらいしか思わないので、好きと普通ばっかりで満足です。ただ、エル・グレコが印象派の真ん中にあって、違和感ありました。これだけ、別にした方がいいのではと思います。別の部屋に、いいとき(これもえらそう、だけどこうしか言いようがない)のユトリロがあってラッキーな感じを味わい、その横のモディリアーニー「ジャンヌ・エピュテルヌの肖像」はずっと見ていたいと思いました。静謐で愛情を私にも分けてくれる絵です。別館の佐伯祐三も忘れられない。同じ年度に描かれた2枚が並んでいますが非常に違いがあって、向かって右の絵が怖いくらいです。でも右がいいです。胸が痛くなります。


工芸館は、おしゃれなバーナード・リーチ、繊細な富本憲吉、モダンで力強い河井寛次郎と美しかった。洋画より日本のものがいいなぁと感じました。年のせいでしょうか。