だまされたと思って一度行ってみるべし、大塚国際美術館







宗教心がないので、それで感動することはないが、実物大に圧倒される。システィーナ・ホール


もちろん絵は全部複製、陶板に特殊技術でオリジナル作品と同じ大きさに再現されています。本当によく出来ています。実物が大きな作品でよく本や雑誌、教科書の載っているものほど“こんなに大きかったのか!!”とびっくりします。


私が一番いいなと思ったのは、『環境展示』です。たとえば、スクロヴェーニ礼拝堂壁画という美しい壁画を展示してある部屋は、そこに入るともう礼拝堂になっていて、ようするに現地と同じサイズの部屋でそこに描いてあるとおりになっているのです。解説を聞いていて写真を撮る時間がなかったので、このサイトをご参照ください。それと、修復前と後の‘最後の晩餐’の展示があり、この場合の修復はダ・ヴィンチが描いて傷んだところを後世の人が修復したんだけれど、そこを20年かけて洗い落として最初のダ・ヴィンチを見せるようにしたということで、全然違ってました。おもしろかった。


解説つきのツァーでよかったです。よっぽど美術の知識がないと、わぁーすごいな、ひろいな、きれいだなーで終わったかな。(絵が本物だったらそれでもいいと思うけど) 本物の大きさがわかるだけでも、行って見る価値があります。お勧めです。