清荒神

母と清荒神へ行く。

母はいつも友人のAさんと行っていた。Aさんからいつも1月に電話があって、2月くらいに二人で出かけていた。それがいつのころからか電話があっても、“行こう”と言わなくなってここ3年は行ってなかったのだ。

“もう、息子さんらと車で行ってると思う”“週1回、スーパーに車で連れていってもらってる、って言ってやったわ”

母より高齢なので80歳くらいだったか。車には何人も乗れない。遠慮もある。息子さんに母と一緒にとは頼めないということ。高齢者同士、公共機関を使って清荒神には行けないということ、だと言っているのだ。

3年ぶりにお札は新しくなった。道すがら、この店でAさんは必ず豆を買うとか、この店をのぞくとか、説明してくれた。さみしかったかな。