BS世界のドキュメンタリー イギリス 犬たちの悲鳴 ~ブリーディングが引き起こす遺伝病~

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イギリス 犬たちの悲鳴 ~ブリーディングが引き起こす遺伝病~ (09年5月29日 金曜深夜[土曜午前] 0:10~1:00)

たまたま、チャンネルを回していて、出会ったという感じで見る。自分からすすんでドキュメンタリー番組を見るタイプじゃないので、偶然というところ。

イギリスのBBCが製作、現在のイギリスにおけるペットとしての犬たちの現状を映像化していて、ショッキングだ。


NHKのホームページによると

イギリスでは、犬の外見上の特徴を強調することが優先されるあまり近親交配が重ねられ、多くの純血種の犬たちが重い障害や病気を先天的に持って生まれるケースが急激に増えている。人間による無理な繁殖の結果、犬たちの健康が危機に陥っている現状を描くドキュメンタリー。

イギリスで人気の高い犬種キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルの多くが発症しているのが、脊髄空洞症。七転八倒するほどの頭痛が絶え間なく続き、痛みから解放するために安楽死させるか、頭蓋骨の一部を切りひらく手術をするしかない。この犬種は心臓の疾患にも悩まされ...〔後略:リンク


犬が品種改良(今、言葉が見つからないのでこう書くが、改良とは思えない)されて、以前と違う姿、足が短くなったとか耳たぶが長くなったとかということは、テレビ番組でペットが扱われる際にさらっとナレーションされたりして浅く認識していた。でも、もう今日からは純血種の犬を見るたびに前みたいに単純に『かわいいなぁ!』とは思えない。キャバリアの七転八倒する姿やてんかんの発作を起こすブルドッグ、くるくる巻いた尾を出す為に交配され、その為に歪んだ背骨を持つようになった犬種のレントゲン写真を思い出すから。

バグの平面的な顔も人によって作られ、そのためにバグはとっても苦しいのだ。知らなかった。姿が変化することで犬自体が不健康になっているとは、思いもよらなかった。

どう考えても、犬たちは虐待されている。こんなことを続けてはいけない。