第29節 熊本戦

2009・7・22 第29節 熊本戦 (〇 C大阪 4:1 熊本) 長居


前半、美しいパス回しで点を入れられた。見ていて、戦力的には(個人能力)ではセレッソか上って言われているけど、サッカーは多人数でする競技、組織の熟成度で戦える。あれは、強いしっかりしたチームの失点シーンじゃないもんね。

得点シーンがよかっても、失点シーンのお粗末さで不安増大。“今年もダメかもしれない”という思いは常にある。結局、見守るしかないんだけどね。

勝って場内を回っているとき、香川君はちっとも嬉しそうじゃなかった、厳しい顔。湘南戦後のインタヴューでぶっちゃけちゃった思いは消えないんだろう。実際、去年からの課題は解決されてないし。

そんなことを考えていたら、ゴール裏からの『フクオー、フクオー』のコールで我に返った。ちょうど福王さんがゴール裏から引き返して、メインスタンドの中にある練習場に行くため歩いていくとこだった。
彼の試合後のコメント

福王忠世選手(熊本):
Q:長居での初公式戦の感想は?

「ここのピッチでプレーするために、プロ生活をスタートさせるも、それが叶わず、それが現実で、大阪を離れたが、熊本に来て5年も経つが、このチャンスを前半、後半途中までいいゲームができて、自分たちにも、僕個人にとってもよかったが……。ただ、ゲームは結果的に大敗したということで、悔しい思いは残った。C大阪は今年J1に上がるだろうが、長居では一度だけの試合となるも、C大阪サポーターの方が名前を覚えてくださって、すごくうれしかったし、たくさんのファンの皆さんの前でプレーできて、自分のなかでもよかった」


ユースからトップに上がってきた選手を忘れるサポはいない。彼は本当に頑張ったと思う。

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